花火史blog Written by 花火歴史家

【花火職人】就職や転職に有利な2つの資格を紹介します【花火師】

花火

花火会社への就職や転職に有利な資格があることを知っていますか?本記事では花火職人や花火師として、就職したり転職をするときに有利な2つの資格を紹介します。これから花火職人として就職や転職を考えている方は是非ご覧ください。

この記事は「花火職人として就職したいけど、就職や転職に有利な資格ってあるのかな?」という方に向けた記事になります。
就職に有利な資格を知り、ライバルと差をつけてチャンスを掴み取り、自分の花火を打ち上げましょう。

※お詫び
この記事を書いているのはただの花火好きです。

こんにちは。花火歴史家です。
1998年から花火好き。花火の歴史を調べています。花火がhanabiとして世界共通語になる日に向けて活動中。

この記事は「花火の歴史をつなげていくには花火を作る職人が必要」という考えから、花火職人を目指す人の後押しができればという思いで書きました。

就職に有利な2つの資格

花火職人として就職を目指した場合、就職に有利な資格は次の2つです。

・「火薬類 取扱 保安責任者」
・「火薬類 製造 保安責任者」

花火は「火薬」でできていますので、必要になるのは「火薬」に関する資格です。
資格の名称からも察しがつくと思いますが、「火薬類 取扱 保安責任者」は、火薬(花火)を取り扱うのに必要な資格になります。
もう1つの「火薬類 製造 保安責任者」は、火薬(花火)を作るのに必要な資格になります。

ちなみに、取得すれば花火職人になれる「花火師免許」みたいなものは存在しません。

火薬の資格について詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

花火を作るために必要な資格を紹介。【取って役立つ資格とは?】

就職に有利な理由

この2つの資格があれば「火薬に関する知識を持ち合わせた人」であり「まったくの素人ではない」ということになるので、資格を持っておらず知識の無い人と比べたら安心感が全然違いますよね。
そのような資格を、就職前から勉強して取得しているとなれば「本気度」が見て取れます。
資格を持った本気の人材が来てくれるのは、採用する花火会社側もきっと嬉しいはずです。

「火薬類」の試験について少し触れますと、試験は年に1回で毎年9月上旬頃です。
「火薬類取扱保安責任者」と「火薬類製造保安責任者」の2つの資格を取ろうとすると最低でも2年かかりますので、そのことを見据えて計画的に試験を受けましょう。

試験日が毎年9月上旬ということは、花火打上の繁忙期と試験勉強が重なることになります。そのことを考えると、花火会社に就職した後で試験に挑戦するよりも、花火会社に就職する前に試験に挑戦した方が難易度が少しだけ下がる気がします。
いずれにしても、事前に知っていれば対策を練れると思うので計画的に勉強しましょう。

花火屋さんになるために最低でも2年をかけて資格を取得したり、資格の取得後も花火に対する情熱が冷めず会社の門を叩いてくれたとなれば、花火会社側からしたらそれだけで即刻採用したい人材ではないでしょうか。

以上のことから、花火師や花火職人を志して花火会社への就職または転職を考えている方にとって、「火薬類取扱保安責任者」と「火薬類製造保安責任者」の資格を持っているということは就職に有利だと言えます。

試験準備講習会について

ちなみに私は「火薬類 取扱 保安責任者」の試験を受けようとする人に向けた「試験準備講習会」を受けてから試験にのぞみました。
試験準備講習会ではテキストに沿って丁寧に読み合わせをしながら解説してくれるので、試験範囲の全体像を把握できます。当然ですが、講習会で試験問題を教えてくれるようなことはありません。

この講習会を受講した感想は、試験勉強の時間を取るのが難しい社会人に向けた講習会という印象です。社会人の方は「試験準備講習会」を受けることでまとまった勉強時間が取れるので、その後の試験勉強もはかどりますね。

同じ社会人でも勉強時間を確保できる人は自分で勉強を進めていけばいいので、講習会を受講しなくてもいいと思います。
私は講習会を受講しましたが勉強時間を確保できる勤務体制の社会人でしたので、受講しなくてもよかったかなと感じました。
学生は社会人よりも勉強時間を確保しやすいので、その気があるなら早目の取得をオススメします。

講習会や試験の申込日は忘れてしまう事があるので、今すぐ調べてカレンダーに記入しましょう。

資格を持っていなければ就職できないのか?

「火薬類の資格を持っていなければ就職できない」というような誤解がないように補足します。
本記事は、あくまでも就職に有利な資格の紹介であり、この資格を持っていないと就職できないという訳ではありません。
なぜかというと、花火会社に就職する場合は資格のある先輩の指導や監督のもとでの作業となるため、「絶対に資格が必要」という状況ではないからです。
とはいえ「資格が不要」という訳ではないと思うので、就職したとなれば資格を取った方が良いですよね。

「火薬類の資格を持っていれば就職できる」という誤解もしないようにお願いします。
残念ながら、この資格を持っているからといって確実に就職や転職できる訳ではありません。当然ですが、花火会社が新たな人材を求めていなければ就職できません。

参考までに、花火会社が新たな人材を求めている場合でも未成年者が就職して働くのは現実的ではありません。
なぜかというと、火薬の取り扱いには年齢制限があるからです。18歳未満の方は法律で制限されていますので火薬を取り扱えません。

まとめ

本記事を簡単にまとめてみます。

花火屋さんに就職するときに有利な資格は
・「火薬類取扱保安責任者」
・「火薬類製造保安責任者」
の2つです。

この2つの資格があれば確実に就職できるという訳ではありませんが、資格を持っていればライバルと差がついてチャンスを掴み取りやすくなります。

自分の花火を打ち上げる第一歩として試験に申し込んでみてはいかがでしょうか。

最後に。
この記事をきっかけに、花火職人が増えることを願って。